ハイクワークスProに「生成AIモードβ」を追加
2026年8月5日
従来AIでは判別が難しかった動物も、種名候補と判定理由をわかりやすく提示
AI画像解析クラウド「HykeWorks(ハイクワークス)」は、生成AIを活用して撮影画像から動物の種を推定する新機能「生成AIモードβ」を、8月5日よりProライセンス向けに提供開始します。
ハイクワークスではこれまでも画像認識AIにより、クマ・シカ・イノシシなど国内の主要な野生動物を自動判定し、対象種が撮影された際の通知や画像整理を支援してきました。
今回追加する「生成AIモードβ」は、画像に写った動物の外見的特徴を生成AIが総合的に読み取り、種名候補に加えて、判定理由や信頼度などの情報を提示します。従来AIでは分類が難しかった動物や、より細かな種を確認したい場合にも活用でき、野生動物調査や鳥獣被害対策における画像確認・検索作業の効率化を支援します。
当社が確認した範囲では、遠隔監視カメラと連携する国内の野生動物監視クラウドサービスとして初めて、生成AIによる種名候補・判定理由・類似候補の提示機能を実装しました。
「生成AIモードβ」の主な特徴
1.従来AIの対象外を含む、幅広い動物の種を推定
画像に写る体形、毛色、模様、顔つき、角、尾などの特徴を生成AIが読み取り、動物の種名候補を提示します。
従来AIでは大まかな分類にとどまっていた動物や、学習対象外の種についても推定できるため、「何の動物が写っているのか、さらに詳しく調べたい」という場面で活用できます。
生成AIで判定できるようになった種の一例
・ニホンカモシカ
・タヌキ
・アライグマ
・キョン
・アナグマ
・ハクビシン
・コウモリ
・スズメ、キジ、ハト、カラスなどの鳥類全般
・タカ、フクロウなどの猛禽類全般
画像によってはオジロワシ、イリオモテヤマネコまで判定可能です。
2.種名だけでなく「判定理由」と「信頼度」も表示
生成AIは種名候補を提示するだけでなく、画像のどの特徴からその種と推定したのかを文章で説明します。判定結果とあわせて信頼度も表示されるため、利用者は根拠を確認しながら判断できます。
判定結果には、画像に応じて次のような情報が表示されます。
- 判定レベル(目・科・属・種など)
- 学名、日本語名、日本語学名、英語学名
- 判定理由
- 判定信頼度
- 検出個体数
- 水色の検出枠による対象個体の表示
3.ハイクワークス上で、かんたんに利用
アカウントページ内のユーザー設定で「生成AIモードβ」を選択するだけで利用できます。画像を別のサービスへ移したり、複雑な指示文を入力したりする必要はありません。
判定結果はハイクワークスの画像詳細画面で確認できるほか、設定した対象種が検出された際の通知メールにも表示されます。

4.従来AIとの使い分けで、スピードと判定範囲を両立
クマ・シカ・イノシシなど主要獣種の常時監視や即時通知には、処理速度に優れた従来の画像認識AIを使用。より詳しく確認したい画像には「生成AIモード」を使用することで、それぞれの特長を生かした効率的な運用が可能です。
こんな場面で活用できます
-
従来AIでは判別できなかった動物を詳しく調べたい
-
「トリ」「ネズミ」などの大分類から、より細かな種を推定したい
-
夜間画像や後ろ姿など、人の目でも判別しにくい画像を確認したい
-
判定結果だけでなく、その根拠も確認したい
- 野生動物調査で収集した大量の画像を効率的に確認したい
ご利用にあたっての注意事項
生成AIによる種判定は、必ずしも正しい結果を保証するものではありません。
本機能はまだ精度や仕様を改善中のβ版(検証バージョン)です。撮影条件、画像品質、動物の姿勢、遮蔽物、夜間撮影などの影響により、誤った種名が提示される場合や、判定できない場合があります。また、信頼度は生成AIによる推定値であり、判定精度を保証するものではありません。検証期間終了後、検証結果によっては本実装を見送る場合があります。その場合、検証結果や理由を公開することはありません。
本機能は、動物種の候補を絞り込むための補助ツールとしてご利用ください。希少種の特定、学術調査、捕獲、住民への避難案内など重要な判断については、本機能の判定結果だけに依存せず、原画像や撮影場所、足跡などの周辺情報も確認し、必要に応じて専門家へご相談ください。
生成AIを、現場で役立つ機能へ
生成AIは急速に進化していますが、利用コストや処理時間の面から、すべての画像を生成AIだけで解析する方法は、必ずしも実用的ではありません。
ハイクワークスでは、主要獣種を高速に自動判定する従来AIと、幅広い知識をもとに詳しく推定する生成AIを組み合わせることで、判定速度・対応範囲・コストのバランスに優れた運用を実現します。
今後も画像解析技術の進化を積極的に取り入れ、野生動物調査や鳥獣被害対策に携わる皆さまの業務効率化に貢献してまいります。
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