トレイルカメラとは?

トレイルカメラ(自動撮影カメラ、センサーカメラ、野生動物カメラと呼ぶこともある)は乾電池で動作するデジタルカメラに下記の機能を付加させた、主に野生動物を撮影するためのものです。
            
1.赤外線感知センサー
 
熱を持つ動体から発する赤外線を感知します。また赤外線センサーにはアクティブセンサーとパッシブセンサーがありますが全ての自動撮影カメラはより省電力なパッシブセンサーを採用しています。搭載している赤外線センサーの性能は様々で性能が良いほど遠くまで動体を感知することができ、高感度で確実に感知することができるようになります。
その反面、直射日光を浴びた大きな葉が風で揺れ赤外線を発し、誤感知することもあります。動物が写っていないいわゆる「空撃ち」はこれが原因のことがほとんどです。また熱を感知するセンサーであることからガラス越しに動体を感知することはできません。

赤外線センサーは外気と対象物の温度差がなければ感知しません。動体から発せられる「熱(赤外線)」と外気との温度差が大きければ大きいほど感知しやすくなります。逆に温度差が2度以内だと感知もしないことがあります。哺乳類をターゲットとしている場合、冬場の方が外気と動物の温度差が大きくなるのでセンサーも感知しやすくなります。夏場は例えば外気が35℃、動物の体温が36℃だと温度差が1℃しかないので感知しずらくなります。その場合、カメラによっては「センサー感度」の設定があるので夏場は「高」、冬場は「低」に設定しておくと良いでしょう。また仮に動物の体温が外気より低い場合でも温度差があれば感知することになります。
 
2.フラッシュ機能

自動撮影カメラのフラッシュ機能は大きく分けて4種類あります。

 2-1.不可視光赤外線フラッシュ(ノーグロー)・・現在、最も一般的なフラッシュで人や動物の目に見えない波長940nmで赤外線を照射し、夜間の明かりがない場所でもモノクロの画像、映像を撮影する助けをします。しかし本当に動物の目に見えていないのか確証はありません。ブラックフラッシュと呼ばれることもあります。ノーグローモデルはこちら

  2-2.可視光赤外線フラッシュ(ローグロー)・・・ノーグローとは対照的に赤くぼんやり光る目に見える波長850nmで赤外線を照射し、夜間の明かりがない場所でもモノクロの画像、映像を撮影する助けをします。ノーグローより明るく照射できる特徴を持っています。ローグローモデルはこちら

 2-3.白色LEDフラッシュ・・・赤外線ではなく目に見える眩しいくらいの白色LEDを照射し夜間でもカラー画像、映像を撮影する助けをします。夜間もカラー動画が撮影できるのでよりリアルな映像を撮影できる反面、目に見える光を放つため警戒心が強い動物は驚いて逃げてしまうこともあるため本来の生態行動を記録できないこともあります。白色LEDモデルはこちら

 2-4.ストロボフラッシュ(キセノン)・・・デジタルカメラに付いているストロボフラッシュと同じように一瞬で強力な光を放ち、夜間でもカラーで静止画を撮影することができます。ストロボで光量を稼ぎシャッタースピードを速くすることができるため夜間の被写体ブレが少ないのも良い点です。ただし継続して照射することができないため夜間動画は撮影できません。ストロボフラッシュモデルはこちら
 
3.光感知センサー
 
設置環境の明るさを感知し、昼夜を判別して自動的にデイモード、ナイトモードに切り替えるためのセンサーです。デイモード時はフラッシュを照射せずカラー画像、映像を撮影します。ナイトモード時はフラッシュを照射し撮影します。この判別を行うのが光感知センサーです。ここが汚れている、隠れている場合、カメラはナイトモードと誤認識し昼間でもモノクロ画像を撮影することがあります。
 
4.IRフィルター
 
レンズに被せる赤いIRフィルターは光感知センサーで光を感知しデイモード時は自動的にレンズに被さります。反対にナイトモード時はIRフィルターが外れモノクロ画像を撮影します。昼間に真っ白な画像、夜間に真黒な画像が撮影される場合、このIRフィルターが正常に動作していない可能性があります。
 IRフィルターがかかる最初の1枚は「カシャッ」という音がする機種が多いですが、これは最初の1枚だけでこれ以降に撮影される際は一般的に音は鳴りません。ただし昼と夜の境目はIRフィルターがかかったり、外れたりを繰り返し音が鳴り続ける場合もあります。これは故障ではありません。

5.LCDモニター
 
カメラに内蔵されているモニターで撮影されSDカードに保存された画像や映像を現場で確認することができます。またカメラの設定もこのモニター画面で行います。ほとんどのモデルでモニターが内蔵されていますが、外部リモコンがモニターになる機種やBrowningの一部機種はモニターがないためSDカードを取り出し、パソコン等で確認する必要があります。また通常、設定メニューは英語表記となりますが日本語に対応したハイクカム SP2ハイクカム SP4Gは使いやすいと評判です。

 
6.バッテリーボックス
 
自動撮影カメラは単3電池 8本または12本で動作します。その半分の4本、6本でも動作しますが動作時間は短くなるため現場に設置する場合は最大数を入れてください。もちろんプラス、マイナスも間違えないようにしてください。
 また機種により必要電圧が変わってきます。例えばハイクカム SP2ハイクカム SP4Gは6V、Browningは12Vです。外部バッテリーと組み合わせて設置することでより長期間動作させることが可能です。
 
7.SDカードスロット
 
SDカードスロットはモデルにより位置が異なります。ほとんどの自動撮影カメラは最大32GBのSDHCカードに対応しています。2016年2月現在、最大128GBのSDカードもありますが64GB以上のSDカードはSDHCではなくSDXCという規格になり、この規格には対応していません。

Hyke 2017自動撮影カメラ仕様比較表PDF

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株式会社ハイクは野生動物調査、管理に関わる全ての方へ日本国内では流通していない製品を日本向けに企画、開発してより効率良い調査方法とIT機器を提案し続けます。特に環境アセスメント調査を含め、哺乳類相や生息密度調査で必要不可欠となっている自動撮影カメラ(トレイルカメラ)を徹底比較し、お客様の用途に応じた機種選定と知識、情報を提供してまいります。野生動物管理についてもハンターの高齢化、減少により鳥獣被害が年々増加し、野生動物を人の手で管理することができなくなっています。当社がある北海道でも普通に生活していてもその影響を身近に感じることが多くなってきてしまいました。株式会社ハイクは「狩猟IT化計画」というテーマの元、ITを通じて狩猟を一時期のブームで終わらせないよう、ハンター目線で新しい狩猟用品を作り続け発信していきます。