StarlinkでIoT自動撮影カメラの実証試験
2023年2月18日
スターリンクは、あのイーロンマスクが創業したSpaceXが開発した高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネットサービス。 日本ではKDDIが提携してau通信網のバックホール回線として利用する基地局の運用を2022年12月1日から開始しました。
今後、日本全国の1200か所の基地局に展開し、「圏外をなくす」取り組みを行う計画です。
キャリアの通信環境に依存するIoT自動撮影カメラは電波が届かない山奥や離島では撮影したデータをメールやクラウドにアップロードすることができません。KDDIがスターリンクをバックホールとした基地局を全国に展開することで圏外がなくなり、どこにいても通信できる環境になることを期待しています。
当社でも光回線の予備回線としてスターリンクを契約していますが、現状はWi-Fiルータのみの役割となり、モバイル回線を接続することはできません。モバイル回線として利用するためにはキャリアがスターリンクをバックホール回線とした基地局を建てる(または既存の基地局に増設)必要があります。
その第一弾が初島でサービス開始したというプレスリリースを見て早速、当社のau回線対応モデルであるハイクカム LS4G IoT自動撮影カメラを持って現地での実証試験に行ってきました。
初島に着いたがどこに基地局があるのか、手がかりはプレスリリースの画像のロケットに似たてたアンテナポールのみ。
島についてすぐスマホで回線速度を計測します。
左が初島。右が出発前に計測した熱海。SIMはUQモバイル
ダウンロード速度は大きく低下したもののIoT自動撮影カメラが使用するのはほぼアップロード。11Mbps出ていれば何も問題ありません。
徒歩で一周50分ほどの大きさの初島。手がかりは画像のみでしたが割と簡単に見つけました。
Starlink基地局とハイクカム LS4Gで記念撮影
ハイクカム LS4Gで撮影しハイクワークスにアップしたスターリンク基地局の画像・動画
実験結果としては静止画も動画共に問題なく、スターリンクをバックホールとしたau回線でデータ送信を行うことを確認しました。
カメラ側、サーバ側で様々なログを取得したので今後のファームウェア開発に活かしたいと思います。
これが早く全国各地に設置されることを願って(KDDIさん頑張って!)、初島を後にしました。
これが早く全国各地に設置されることを願って(KDDIさん頑張って!)、初島を後にしました。
カテゴリーから探す
コンテンツを見る
- トレイルカメラとは
- どのトレイルカメラが最適か
- トレイルカメラの性能について
- トレイルカメラの防水対策について
- ハイクカム LT4G/SP4G/SP158-J 活用事例集
- IoT自動撮影カメラについて
- スマホアプリ HykeWorks(ハイクワークス)
- よくある質問 - ハイクカム LT4G/CL4G
- 第3回 ハンターあるある川柳大会
- HykeWorks(ハイクワークス)のご紹介
- ハイクカム SP2/LT4Gの新ハウジングについて
- ハイクワークスアップデート情報
- ハイクワークス AI画像認識(AIタグ付け)機能の紹介
- ハイクカム SP158-Jサーバー設定更新のお願い
- SORACOM Beamの設定について
- 新機能!AIセキュリティモード
- ハイクカム SP4Gのサポート終了について
- 新機能! AI通知モード
- ハイクカム SP4G メールサーバ の不具合について
- ハイクカム LT4G 夜間画像 1枚目が真っ黒になる不具合について
- フルMVNOのプランについて
- ハイクカム LS4G IoT自動撮影カメラ 検証済キャリア一覧
- ハイクワークスProにAI高精度検出モードを追加
- ハイクカム製品およびアクセサリーの価格改定のお知らせ
- ハイクカムに設定したメールアドレスのブラックリストについて
- 適格請求書等保存方式(インボイス制度)への対応について
- 【道内限定】ヒグマ対策 IoT/クラウド化キャンペーン
- StarlinkでIoT自動撮影カメラの実証試験
- 3G回線終了に伴うハイクカム SP158-J/SP4Gの注意事項
- TLS1.0サポート終了に関するハイクカム SP4Gのメール送信について
- 【復旧済】2024年3月2日0:00〜 メールサーバ障害につきまして
- 【最終報告】2024年4月5日12:00 メールサーバ障害につきまして
- 2024年4月-ハイクカム新ファームウェア更新方法
- ハイクカム IoT自動撮影カメラのメールサーバ設定更新のお願い
- 【エリア拡大】日本全国クマ対策 IoT/クラウド化キャンペーン